2010年2月 3日 (水)

本当の恋を実体験する瞬間の男。


                                                                                             
これは、よくありそうな映画だけど、
観れば観るほど深まって、
恋をしたことがあればきっと人それぞれに、
同じ箇所で毎回きゅんとします。
(その箇所は人によって違うだろうけど)
私は、
ジジのこと好きだって気づいちゃって、
そわそわしまくって、で、気持ちを伝えて、
ジジがでも言ってることが違うと主張するけど、
でも俺だって、と食い下がり、
今までの冷静さを一切失うジャスティンがいい。
男らしい。男の人ってこんなイメージ。
いつだって勝手な、でもほっとけない。

「ホリデイ」みたいにDVD家にあってもいいな。
今日も観たい。

結局は、自分には奇跡が起こると
思わせてくれる映画。
                                                                                            

 

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2009年9月30日 (水)

愛が溢れているという逸材。

                                                                                                

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ライフ・アクアティック [DVD]


ほんとに。かなりオシャレな映画です。ほんとに。音楽とかもピコピコいいだして何とも言えないうきうき感をかもし出したと思ったらボサノヴァが散りばめられてたりして、衣装もあわい水色に真っ赤なニット帽とかの組み合わせとかお揃いとかがたまらないし、動きも構成もかなりオシャレだな〜と。ほんと宣伝用のデザインとかがちょっと違ったのか、ジャケットだけだとそんなんじゃなくて、なんか良くある冒険ものみたいな感じに見えるけど。ちがう。
なにより、ストーリーに愛があふれています。心が温かくなります。これ見てると、どんなに不器用でも自分勝手でもやりたいことをやっていれば、自然と愛が溢れてきて人も集まってくるって気がする。愛がある人に限られますが。愛がない人は、自分勝手じゃだめです。

                                                                                                
あれーどこかで観たことある雰囲気だなーと思ったら、

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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ [DVD]

と同じ監督だった。ウェス・アンダーソンは温かい。逸材。これもたしか、「ヘイ・ジュード」が流れ出して、すごく素敵な始まり方をした気がする。
いまのところ、どうしたってキュンとする映画を作る監督ランキングでは、ウディ・アレンに次ぐみたいです。私のなかで。
愛があるっていうのは、本当に素敵で当たり前なことなんだけど、でも愛がある人ってなかなかいないものです。
                                                                                                

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2009年8月11日 (火)

心が豊かになる

                                                                                                


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小さなフランス料理の本


フランス料理ってなんだかいつまでも高級であこがれの料理な気がしている。でも、そんなフランス料理の品の良さをそのままに、より身近に、楽しげに見せてくれたような気がします。もちろん料理は魅力的でぜんぶ作って食べてみたくなるけれど、何より器が素敵すぎる。結局いつも料理と器のコラボレーションを見ているだけで満足してしまうのが惜しい。
著者が写真から器から全部担当しているこの本まるごと全部ひっくるめて見て、心が豊かな生活って、なんて素晴らしいのかって思えてきます。

                                                                                                

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2009年7月 8日 (水)

君が君なら

                                                                                               

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Middle Tempo Magic(CCCD)


手に触れてみて 
君が君なら僕には分かる
手に触れてみて 
そしたら君が君だと分かる
(眠りの家)


ほかのアルバムはずっと何度も何度も聞いていたのですが、これだけ抜けてたことに気づいて今さら聴いています。果たして、これも、これこそ素晴らしかった。人間の根本的な、でもみんな忘れかけていることを、あたりまえのようにいつも感じている人のような気がします。聴くたびに自分の心のなかをごそごそ探っている気になります。
                                                                                               

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2009年7月 5日 (日)

ぶたは木に実る。

                                                 

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ぶたのたね


これは、知る人ぞ知る名作。
たしか5年前くらい、友人と一緒に本屋さんへ行って、そしてこの絵本に出会う。書店で立ち読みしながら大笑いして、それから、佐々木マキ大先生に恋をする。(たしかその頃、美容師さんにも恋をしていたけど)
実はいろいろなところで見かけるこのイラスト。一見単純なイラストに見えるけど、原画を見たときはその迫力に圧倒されてびっくりした。大ざっぱ、じゃなくて、繊細、じゃなくて、なにか、違う。胃もたれはしないけど、少しの量でズッシリくる。長い長い間、あの作風が1ミリも変わらないところがすごいと思う。
深そうで、浅く、単純そうで、計算されている。大人にも幸せをくれたけど、子ども相手に読んだときもすごい反応だったから、これはホンモノなんだと思っている。
   

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